「映画女優 高峰秀子」(2004年9-11月)より
麻酔の研究に没頭する青洲(市川)。その人体実験の被験者に志願する妻(若尾)と母(高峰)の激しい葛藤が描かれる。高峰は、有吉佐和子の小説群を「バズーカ砲の如き強烈な破壊力」と評したが、本作はまさにその重厚な構想力と新藤の繊細な人物造型、増村の鋭利な演出が三つ巴になって生み出されたものといえる。
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日本が誇る監督やスターの代表作から、海外で発掘された幻のフィルム、隠れた日本映画の名作まで……
人気を集めたフィルムセンターの上映作品が再び大ホールのスクリーンに甦ります。
2010年、フィルムセンターは1970年の開館から40年、そしてビルの建て替えに伴いリニューアル・オープンした1995年から数えて15年目を迎えます。この機会に開催される本「アンコール特集」は、過去の上映企画で特に多数のお客様にご来場いただき人気を博した作品をプログラムして再上映するもので、とくに今回は2006年以降恒例の企画としてご好評をいただいている「アンコール特集」でも取り上げられることのなかった1995年度から2004年度までの上映作品が対象となります。 監督・木下惠介や女優・高峰秀子など日本が誇る映画人の代表作から、ロシアのゴスフィルモフォンドで見つかり話題を呼んだ幻の日本映画、シリーズ「日本映画の発見」で紹介された隠れた名作まで、計19本(18プログラム)の作品が再びフィルムセンター大ホールのスクリーンに甦ります。 ぜひこの機会をお見逃しなく。皆様のご来場をお待ち申し上げます。 |
華岡青洲の妻
「映画女優 高峰秀子」(2004年9-11月)より ’67(大映京都)(監)増村保造(原)有吉佐和子(脚)新藤兼人(撮)小林節雄(美)西岡善信(音)林光(出)市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子、伊藤雄之助、渡辺美佐子、丹阿弥谷津子、原知佐子、浪花千栄子、内藤武敏、伊達三郎、田武謙三、木村玄、南部彰三、舟木洋一(解)杉村春子 |
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ひとり狼 「日本映画の発見VI:1960年代」(2001年5-10月)より ’68(大映京都)(監)池広一夫(原)村上元三(脚)直居欽哉(撮)今井ひろし(美)太田誠一(音)渡辺岳夫(出)市川雷蔵、小川真由美、長門勇、長谷川明男、岩崎加根子、小池朝雄、浜村純、内田朝雄、丹阿弥谷津子、伊達三郎、新田昌玄 |
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東京国立近代美術館 フィルムセンター
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