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国立映画アーカイブ
東京国立近代美術館フィルムセンターから2018年4月に改組し、日本で6館目の国立美術館、国立映画アーカイブとして開館した。「映画を残す、映画を活かす。」をミッションに、映画を保存・公開する拠点としての機能、映画に関するさまざまな教育拠点としての機能、映画を通した国際連携・協力の拠点としての機能を三つの柱として活動を行う。映画フィルムや映画関連資料を可能な限り収集し、その保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかることを目的とする日本最大のフィルムアーカイブである。
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優秀映画鑑賞推進事業
文化庁と国立映画アーカイブ(NFAJ)は、広く国民に優れた映画鑑賞の機会を提供するため、日本各地の公立文化施設と連携・協力して、所蔵映画フィルムの巡回上映を全国の会場で実施している。実施日程、および各プログラムの内容(AからTまでの25プログラム、計100本)は毎年6月ごろに発表されている。実施詳細
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京都映画祭
日本映画生誕100年を記念して1997年に第一回が開催され、おおむね隔年の開催。時代劇を中心に多くの映画が製作された京都の歴史を踏まえ、日本映画をはぐくんできた人材や技術、経験を生かし、新たな映画文化の創造と映画都市・京都の再生を目指し、世界へのアピールを目的としている。
プログラムは京都で製作された作品の上映やシンポジウム、各国の映画黎明期に焦点を当てた映画史の回顧、国内外の新作・話題作の先行上映に加え、京都映画文化賞をはじめとした各賞(牧野省三賞)もある。
2014年より、『京都映画祭』の伝統と志を引き継いだ「株式会社きょうのよしもと」が、京都市及び京都府、協賛企業、業界各社、諸団体の後援・協力を受け、「京都国際映画祭」を開催している。 |
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湯布院映画祭
1976年に旧湯布院町で始められた映画祭で、現存する映画祭の中では日本で最も古い歴史を持ち、その開催回数は40回を越えている。地方映画祭の嚆矢であり、映画館がない湯布院町で開催されるため、映画館のない町での映画祭としても知られる。
この映画祭は、湯布院町のまちづくりのグループと大分市内の映画ファンのグループの交流がきっかけで始まった。全員がボランティアからなる湯布院映画祭実行委員会によって運営されている。
例年、8月に5日間にわたって行われる(2018年から4日間となり、コロナ禍の2020・21年は変則的な開催となった)。初日には前夜祭として、JR九州由布院駅の駅前広場に巨大なスクリーンを設営して、時代劇の娯楽映画等が上映される。その後は、主会場の由布市湯布院公民館(2021年より"ゆふいんラックホール"内)でテーマ別の特集や個人特集、劇場未公開の新作映画の上映等が行われる。新作映画の上映後にはシンポジウムが開かれて、制作者と観客が作品について語り合う。また、毎夜開かれるパーティーも、制作者と観客が直接語り合う機会となる。 |
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みなみ会館<市川雷蔵映画祭>
日本映画史上に残る永遠不滅の大スター、市川雷蔵の映画祭。命日(7月17日)に合わせて毎年京都みなみ会館で開催されている。その第一回は雷蔵23回忌の「市川雷蔵映画祭」(91年7月13日スタート)からであり、開催回数も20回目を迎えようとしている。上映作品もファンのリクエストに答えるなど、実施にあたるRCSのS氏の尽力に負うところ大であったが、2010年からはRCSを離れ、みなみ会館スタッフによる実施となった。
2018年2月の<市川雷蔵映画祭2018>を最後に、3月末惜しまれつつみなみ会館は廃館となったが、場所を変えて(旧館の75m先に)、閉館の1年半後、2019年8月23日に再館した。
2023年9月末、閉館となった。 |
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京都太秦シネマフェスティバル
京都太秦で生まれた日本の映画の発展を支えた人々-演技をする人、それを支える人、それを観る人-、映画にたずさわる人々のすべてが生き生きと輝いていた。時は移り、太秦が映画の都であったことは忘れ去られようとしている。しかし、太秦に奥深く根付いた技術、伝統、映画にたいする情熱は、消えることはなくいまもなお受け継がれ、再び輝く時期を待っている。
京都の映画に生きる人々が、そして地域の人々が、大学が、多々集まって映画のまち「太秦」を多くの人に楽しんでもらおうとシネマフェスティバルが2007年に誕生した。 |
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京都府京都文化博物館(文博)
京都文化博物館は、京都の歴史と文化をわかりやすく紹介する総合的な文化施設として、昭和63(1988)年10月にオープン。生活の中から芽生え、自発的で自由な発想のもとで育ってきた京都文化を全体的に紹介し、優れた伝統文化に触れるとともに、新しい文化の創造力を呼び起こすための施設。
館内のフィルムシアターでは、毎月京都府の所蔵するフィルムからテーマを決め、上映を行っている。 |
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りっせい・キネマフェスタ京都
今(2010年)から112年前に、京都で初めての活動写真(映画)が上映された「映画上映発祥の地」京都木屋町地域において、「文化のまちの復活・再生」を目的として開催されるキネマフェスタ。2009年11月開催がPartIII。 |
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ニッポン・シネマ・クラシック
東京国際映画祭のスタートと共に産声を上げたこの部門は、当初は日本映画全般を紹介していた。その後、日本映画の多様性に対応する形で、不朽の名作や埋もれた傑作にフォーカスを当てる部門として確立。現在では、独自の切り口のテーマに沿った作品群を英語字幕付きで上映し、年代・国籍を問わず、日本映画ファンから日本映画が初めてという観客まで、幅広い評価を得ている。
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広島映像文化ライブラリー
広島市は、世界初の被爆都市として、世界に平和を訴え続ける使命を担っています。都市づくりの最高の目標を“国際平和文化都市”とし、世界の平和に貢献する『水と緑と文化のまち・ひろしま』をめざしている。
こうした中で、都市環境の整備に伴った文化都市実現の一環として、映像文化の普及、振興、発展に寄与するため、地方自治体としては初めて、日本映画等の収集・保存・上映、レコード・CDなどの音楽資料を収集・保存する専門施設として、昭和57年5月1日、広島市映像文化ライブラリーが開館された(建設費 5億6千万円)。現在、日本映画史上の名作をはじめ、広島にゆかりのある作品、平和をテーマにした作品等を約600点所蔵し、それらを活用した映画鑑賞会が特色の一つとなっている。 |
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広島サロンシネマ
「サロンシネマ1」の前身は、旧大映映画の直営封切館。オープンは1962年。映画館の歴史は47年にわたる。アート系新作映画を中心に、旧作の日本映画にもこだわりを持ち続けている。
フィルムマラソンは、2013年の雷夢忌に寄せての恒例の市川雷蔵特集上映で、566回を数えた。2014年8月、惜しまれつつも閉館した。 |
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福岡市総合図書館映像ホールシネラ
福岡市総合図書館映像資料課では、アジア映画や郷土福岡に関する歴史的・芸術的・文化的に貴重な映画収集し、これら収集したフィルムを中心に映像ホールシネラで上映を行っている。
2014年5月にはシネラ特別企画「市川雷蔵特集」を実施した。
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