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大映創立80周年記念映画祭 ROAD TO THE MASTERPIECES+大映4K映画祭
はじめに 2022年は、新興キネマ、大都、および日活の製作部門が戦時下の企業統合によって合併し、新たに誕生した大日本映画製作株式会社(戦後、社名変更して大映株式会社)創立から、80周年の節目の年にあたります。阪東妻三郎、片岡千恵蔵、嵐寛寿郎、市川右太衛門ら各社に所属していたスターが集結した第一回作品『維新の曲』からはじまった大映は、東西に撮影所を有し、71年に倒産するまでの間、最盛期にはひと月に8本を超える映画を世に送り出し、その作品総数は1,500作品を超えます。 戦前の日活太秦撮影所の流れを汲む京都撮影所は、日本映画草創期から培われた高い技術力を誇り、溝口健二ら巨匠たちとの仕事を通じてその技術力はさらに磨き上げられ、芸術の領域にまで昇華。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『羅生門』(50)にはじまる大映の大躍進はとどまるところを知らず、『雨月物語』(53)ではヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を、『地獄門』(53)ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞するなど三大映画祭を席巻。大映は世界的に知られる映画会社となり、その作品群は色褪せるどころか、映画の定義があいまいになりつつある現在において、ますますその輝きを増しています。 今回、4Kで蘇った名作の数々をラインナップした「大映4K映画祭」のプレ企画として、「Road to the Masterpieces」と題した映画祭を開催いたします。海外映画祭での受賞歴や定番の人気作品としていち早く4K化された作品とは異なり、まだ4K化には至っていないものの、次期4K候補として既に高い評価を得ている秀作・快作から、知る人ぞ知る良作・怪作、大映映画史におけるエポックとなる作品などを各年代からピックアップし、ラインナップしました。セレクトした作品は、いずれも粒ぞろいの逸品で、大映映画に通底するその高い技術力に裏打ちされた映画的魅力に溢れ、心の底からお楽しみ頂けること請け合いです。本映画祭が「あなた好み」の一本にめぐりあう場となれば、これに勝る喜びはありません。 |
入場料金当日券一般1,500円/シニア1,200円/会員・学生1,100円/ 高校生以下1,000円 ※ご鑑賞当日はオンライン予約の方は専用窓口で発券、当日券、前売券をお持ちの方は窓口で指定席をお選びの上、開始時間の10-15分前からご入場いただきます。
アクセススケジュール
01月29日(日)14:50〜 /2月01日(水)12:50〜 /02(木)11:00〜 1966年大映京都(カラー・79分)/監督:三隅研次/出演:天知茂、藤村志保、工藤堅太郎、島田竜三 02月14日(火)12:10〜 /17日(金)14:05〜 /18(土)10:00〜 1960年大映京都(カラー・94分)/監督:伊藤大輔/出演:淡路恵子、中村玉緒、小沢栄太郎、富士真奈美 02月09日(木)11:35〜 /10(金)10:00〜 /12(日)12:15〜 1968年大映京都(カラー・84分)/監督:池広一夫/出演:小川真由美、岩崎加根子、長門勇、長谷川明男 02月17日(金)12:20〜 /18(土)13:50〜 /21(火)11:50〜 1963年大映京都(カラー・85分)/監督:田中徳三/出演:城健三朗(若山富三郎)、藤由紀子、阿井美千子
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