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宝塚少女歌劇団(昭和15年改称・宝塚歌劇団)は大正2(1913)年に阪急電鉄創始者の小林十三によりレビューや歌劇を一般大衆に提供するために創設された。
歌劇団付属の音楽歌劇学校で専門教育を施された少女達による本格的なレビュー、歌劇というモダンな華やかさに加え、それまでの伝統芸能や演劇の質的水準、格式を保ったまま、大衆が親しみやすい料金、上演時間を設定したこともあり、たちまち大衆に支持され、“づかファン”という熱狂的ファンを生み出すまでになる。 また、歌劇団のスターとなるために音楽歌劇学校時代から、“清く、正しく、美しく”をモットーに歌、舞踊、演技のスパルタ教育を受けた少女達は宝塚大劇場と東京宝塚劇場のレビューや歌劇で活躍するが、この若きタレントを他の娯楽産業界が見過すはずはなく、多方面からスカウトの手は伸びてきた。 特に1930年代から大衆娯楽の頂点に立った映画界からの勧誘は激しく、昭和9年に当時若手ホープだった霧立のぼるが入江プロに入り、翌年には幹部スター級の轟夕紀子、そして宮城千賀子らが続いた。戦後も淡島千景、乙羽信子、有馬稲子、新珠三千代と続々と宝塚出身の映画女優が誕生、銀幕を優美に彩ってきた。 今回の特集ではこれら宝塚歌劇出身の女優が活躍する映画作品を特集上映します。
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3階フィルムシアター(定員170名)
一般:500(400)円、大学生:400(320)円、高校生以下:無料
( )内は20名以上の団体料金