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 丹波と丹後がまだ分立せず「大丹波時代」といわれた古代、この地方は大陸の文化をうけ入れ、独自のすぐれた古代文化をもっていた。しかし、平安京が政治の中心となってから、この地方は、都に近い山国として、日本の歴史の中で、王城の影の地域としての性格を色濃くにじませるようになる。 

 隠田集落であると伝承する山里が散在することは、そのことを如実に物語っている。また、王朝時代、大きな役割を果たした陰陽道で、乾(北西)は忌むべき方角とされたが、当地は都の乾の方角に当たっていた。

 酒呑童子や羅生門の鬼に代表されるように、京の都に出没する鬼は、王権を脅かす政治的な色合いの強い鬼である。天皇が勅命を下し、武将に鬼を退治させる物語―それは、王権が自らの権力を誇示し、その物語を通して王権を称掲する手段にしようとして、つくり出したものではなかったのか。あるいは、中世に入り、地に堕ちた王権を支えようとした人々の願望としての王権神話ではなかったのか。

 丹波山地の中で、もっとも著名な山であり高山でもある大江山連峰―時代によって与謝の大山、三上ヶ嶽、御嶽、大江山と名をかえつつも、丹波と丹後を扼する要地にそばだってきた大江山―ここに鬼退治伝説が三つ残されていることは偶然ではないのかもしれない。

大江山酒呑童子の里

 鬼退治伝説で有名な大江山のふもとに「酒呑童子の里」がある。ロッジやバンガローなどの宿泊施設のほか、公園やスポーツ施設があり、大江山ハイクの拠点として、また、アウトドアレクリエーションにも最適で、大江山の雄大さを実感できる。

日本の鬼の交流博物館

 「日本の鬼の交流博物館」では、大江山の鬼伝説の紹介をはじめ、全国各地の鬼にまつわる伝統芸能、世界の鬼面などが展示され「鬼とは何者なのか」について考えることができる。

開館時間:
午前9時〜午後5時 

休館日:
毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)

入館料
        (個人)   (15人以上の団体)
●一般    310円   1人につき250円
●高校生   210円   1人につき160円
●小中学生 150円   1人につき120円