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『新選組始末記』(1963年・日本)〔カラー〕 6月19日(火)
前0:50〜2:24(18日深夜)
子母沢寛の小説を、三隅研次監督、市川雷蔵主演という時代劇の名コンビで映画化。幕末の世、剣に生きた最後の侍たち「新選組」のかっとうを、エネルギッシュに描いた力作。純粋な若者・山崎蒸は、武士の理想を近藤勇に見出し、新選組に入隊する。だが内部では策謀が渦巻き、土方歳三らが粗暴な局長・芹沢鴨を惨殺。失望のなか誤って公儀役人を殺した蒸は、近藤のはからいで逃亡を装いつつ勤皇浪士の動向を探る役目を担う・・・。
『若き日の信長』(1959年・日本)〔白黒〕 6月20日(水) 前0:55〜2:33(19日深夜) 大勢力の今川義元と相対していた若き織田信長は、敵と通じる味方の武将や、老臣の策謀を知りながら泰然自若、周囲からうつけ者と呼ばれていた。忠臣・平手政秀の自害を乗り越えて成長する信長が、桶狭間(おけはざま)の戦いに至るまでを描き、荒武者と知将という二面性をもった戦国の風雲児を市川雷蔵が好演。大佛次郎の歌舞伎劇の映画化で、雷蔵の懇願により市川染五郎(現・松本幸四郎)が小姓役で出演し話題となった。 『初春狸御殿』(1959年・日本)〔カラー〕 6月21日(木) 前0:40〜2:05(20日深夜) 「たぬき御殿」映画の元祖・木村恵吾監督による人気シリーズの一編。多彩で豪華なキャスト陣、各地の民謡を盛り込んだ歌あり踊りありの夢あふれるミュージカル時代劇。たぬきの国カチカチ山に暮らす孝行娘お黒は、たぬき御殿のきぬた姫とうり二つだった。ある日、御殿に隣国の若君が姫とのお見合いにやってくるが、姫は人間との結婚を望んで家出してしまい、大慌ての家老はお黒を姫の身代わりにすることに・・・。
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【衛星劇場】
ザッツ雷蔵!市川雷蔵作品集 |
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てんやわんや次郎長道中 1963年大映 75分 カラー 〜裏山に黄金が出るという噂で大賑わいの宿場町に現れた若い旅鴉は町の第一の顔役長兵衛のとこに身を寄せる。銀山を牛耳っているのは、私腹を肥やそうとする代官と、町の顔役長兵衛、第二の顔役美濃辰の三悪人。若い旅鴉は彼らに苦しめられている木こり親子や女郎屋に売り飛ばされそうな娘を女目明しお安と協力して助ける。町にお尋ね者の清水の次郎長親分も潜伏しているとの噂で八州役人がやってきて、次郎長の詮索がはじまり、町はてんやわんやに・・・。果たして、この若い旅鴉の正体は?〜
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ジャン有馬の襲撃 1959年 大映 115分 モノクロ 〜理不尽な要求を突きつけるイベリアの黒船に敢然と立ち向かったキリシタン大名の活躍を描いた海洋アクション。幕府を脅迫してきたイベリア船ディオ号を、怒りに燃えるキリシタン大名・有馬晴信が襲撃した。〜
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歌行燈 1960年 大映 114分 カラー 〜泉鏡花の同名小説を衣笠貞之助が映画化。時は明治30年代。謡曲指南・宗山の芸を侮辱し自殺に追いやった観世流家元の嫡子・喜多八は、破門され謡曲界を去る。その後、諸国を門付して歩く身となった喜多八は、宗山の娘・お袖に再会するが、その時、彼女は芸妓に身を落としていた・・・。〜
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殺陣師段平 1962年 カラー 〜長谷川幸延の原作を、脚本・黒澤明、監督・瑞穂春海が手がけた、リアリズムの殺陣に挑戦する男の姿を描く芸道もの。中村鴈治郎扮する一本気な段平を、座長役の市川雷蔵が好サポート。大正元年、演劇人・沢田正二郎(市川)は「新国劇」を創立するが、興行は振るわない。剣劇ものに活路を見出そうとした沢田は、殺陣師の市川段平(中村)にリアルな殺陣の創作を依頼する。だが学のない段平は、リアリズムがなかなか理解できず・・・。〜
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博徒一代 血祭り不動 1969年 カラー 〜昭和初期の北陸を舞台に仁侠の道一筋に生きた男の半生と、博徒世界の厳しさ、哀しさを格調高く描く。近衛十四郎が市川雷蔵と初共演。37歳で夭折した雷蔵の遺作となった。6年ぶりに出所した桜田丈吉(市川)は、石油景気に賑わう新津の大戸国五郎一家を訪ねる。弟分の勇一(金内)は代貸として羽振りをきかせており、丈吉は自分の恩人である代貸の小洗音次郎(近衛)と再会する。だが音次郎は丈吉に新津を去るよう促すのだった。〜
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稲妻街道 1957年 モノクロ 〜初秋の風が吹き始めた三州田原の宿に、今年も浮巣の半太郎(市川雷蔵)がやってきた。一年に一度くる彼を迎えて、かつて彼を助けたおため婆さん(浦辺粂子)とその娘・おつう(市川恵美)、彼を慕う酌婦のおえん(阿井美千子)、貸元・三右衛門(荒木忍)の娘・お美乃(浦路洋子)は喜んだ。だが、お美乃は半太郎への想いを胸に、網元の息子・伊与吉(品川隆二)との祝言を決意する。だが祝言の夜、お美乃への恋に破れた腹いせに寝返った素幡の股五郎(小堀明男)の手引きで殴り込んできた二川の鳥蔵(沢村宗之助)一家が、三右衛門を殺害する。さらに、伊与吉も襲われるが、通りがかった半太郎に助けられた。鳥蔵一家からの果し状に、半太郎はひとりで出向く・・・〜
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ひとり狼 1968年 大映 カラー 〜信州塩狩峠で、上松の孫八(長門勇)は、追分の伊三蔵(市川雷蔵)が、3人を一瞬に斬り捨てるのを目撃する。道中、上州坂本宿で、孫八は駆け出しのやくざ・半次(長谷川明男)と共に伊三蔵と同宿になるが、伊三蔵の油断のない身構えにまたも圧倒される。晩秋、木曽福島の宿外れで、伊三蔵はいじめられていた子どもを助け、その母に会って驚く。初恋の相手・由乃(小川真由美)だった。かつて伊三蔵は、郷士上田家の奉公人だった。上田家のひとり娘・由乃と相思の仲となったが、身分の違いから別れさせられ、伊三蔵はひとり旅に出て、いつしか凶状持ちのやくざとなっていたのだった。孫八はやくざの出入りに加担し、喧嘩の中、伊三蔵と対峙することになるが、代官・平沢清市郎(小池朝雄)により喧嘩はおさめられた。だが、かつて由乃の許婚だった平沢は、恨みを晴らすべく、由乃の息子・由乃助を人質にして伊三蔵をなぶり殺しにしようとする・・・〜
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花の兄弟 1956年 大映 モノクロ 〜幕末の動乱期の浅草蔵前、江戸で恐れられるごろつき一味・青木弥太郎(東野英次郎)、その情婦・賑のお辰(木暮実千代)らが、博打場を荒らしていた。その様子を見かけた若侍・辺見播磨(林成年)は一味のひとりを見て驚く。剣の達人ながら、昨年の父の自害を期に、身を持ち崩し、行方さえ知れなくなっていた兄・大塚半九郎(市川雷蔵)がいたのだ。ある夜、播磨は唐物問屋伊勢屋安左衛門(羅門光三郎)の手先・小倉庵の長二郎(水原浩一)に伊勢安の妾になれと難題を吹きかけられている芸者・美代次(三田登喜子)を救った。彼女が半九郎の恋人と知り、その案内で兄を訪ねた播磨だったが、半九郎の態度に失望させられる。兄弟の父を自害に追い込んだ短銃盗難事件の犯人を青木一味とにらんだ播磨は、青木の屋敷に忍び込むが、一味に発見され、空井戸に転落する。だが、秘かに半九郎に救い出された。その頃、薩摩藩は谷中の煙硝庫爆破を計画し、その実行を青木一味に依頼していた・・・〜
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中島貞夫の邦画指定席 水曜19:00〜 |
6/6 「眠狂四郎悪女狩り」(1969年・大映)(監督)池広一夫 6/13 「濡れ髪喧嘩旅」(1960年・大映)(監督)森一生 |