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『眠狂四郎殺法帖(1963年・日本)〔カラー〕 7月2日(月) 後1:00〜2:22        

    

 妖刀・無想正宗から繰り出される円月殺法で敵を斬(き)るニヒルな浪人・眠狂四郎。週刊誌に連載され人気を博した柴田錬三郎の小説「眠狂四郎無頼控」を、市川雷蔵の主演で映画化した娯楽時代劇シリーズ第1作。加賀前田藩の奥女中・千佐から、命を守って欲しいと依頼された狂四郎は、密貿易に絡む争いに巻き込まれていく。本作では狂四郎に円月殺法を伝授した老僧も登場、彼の生い立ちもかいま見える。
〔企画〕辻久一
〔監督〕田中徳三
〔原作〕柴田錬三郎
〔脚本〕星川清司
〔撮影〕牧浦地志
〔音楽〕小杉太一郎
〔出演〕中村玉緒、城健三朗(若山富三郎)、小林勝彦 ほか

『眠狂四郎勝負』(1964年・日本)〔カラー〕 7月3日(火) 後1:00〜2:23       

  市川雷蔵主演の人気時代劇「眠狂四郎」シリーズの第2作。新年の参詣人でにぎわう神社の境内。狂四郎が浪人の剣から救った老人は、朝比奈という勘定奉行だった。命を狙われながら幕政改革に燃える老奉行に共感した狂四郎は、将軍息女高姫や用人主膳の悪事に挑む。謎の女が絡んだ刺客たちとの闘いや柳生との御前試合など見せ場も充実、正月の江戸情緒を背景に虚無の剣士・狂四郎の円月殺法がさえわたるシリーズ中の秀作。
〔企画〕辻久一
〔監督〕三隅研次
〔原作〕柴田錬三郎
〔脚本〕星川清司
〔撮影〕牧浦地志
〔音楽〕斎藤一郎
〔出演〕藤村志保、加藤嘉、高田美和 ほか

『眠狂四郎炎情剣』(1965年・日本)〔カラー〕 7月4日(水) 後1:00〜後2:24       

 柴田錬三郎の小説「眠狂四郎無頼控」を映画化し、市川雷蔵のはまり役となった「眠狂四郎」シリーズ第5作。狂四郎は武家の未亡人のあだ討ちを助けたことから、幕府に献上すべき海賊・鳥羽水軍の財宝を横領した藤堂家の陰謀に巻き込まれてしまう。口封じのため、海賊の末えいが次々に藤堂家が差し向けた刺客の手にかかる中、狂四郎は円月殺法で敵に立ち向かう。
〔企画〕財前定生
〔監督〕三隅研次
〔原作〕柴田錬三郎
〔脚本〕星川清司
〔撮影〕森田富士郎
〔音楽〕斎藤一郎
〔出演〕中村玉緒、姿美千子、西村晃、安部徹 ほか

『眠狂四郎無頼剣』(1966年)〔カラー〕7月5日(木) 後1:00〜後2:20     

  

 円月殺法を操るニヒルな浪人・眠狂四郎の活躍を描いた、娯楽時代劇シリーズ第8作。義憤にかられた浪人・愛染は仲間と共に江戸の町を火の海にし、老中水野を討つ計画をたてていた。狂四郎は江戸を火の海から救うために立ち上がる。今回は、時代劇のベテラン伊藤大輔監督の脚本を得てスケールアップ。狂四郎と愛染が、共に円月殺法で対決するクライマックスは圧巻。
〔企画〕奥田久司
〔監督〕三隅研次
〔原作〕柴田錬三郎
〔脚本〕伊藤大輔
〔撮影〕牧浦地志
〔音楽〕伊福部昭
〔出演〕知茂、藤村志保、工藤堅太郎 ほか

『剣鬼』(1965年)〔カラー〕7月6日(金) 後1:00〜後2:24       

 柴田錬三郎の同名小説の映画化。馬よりも早く走り、剣の達人にして花造りの名人であった男の悲劇の宿命を描き、「斬る」「剣」とともに市川雷蔵主演、三隅研次監督の剣三部作とされる。花を愛する心優しい下級藩士の斑平。城内の花造りで認められ、俊足ゆえ馬乗下役を命じられた彼は孤独ながらも平穏な生活を送っていたが、剣術に魅せられその才能を開花したことから政争に巻き込まれ、暗殺者に仕立てられていく。
〔企画〕加賀四郎
〔製作〕田辺満
〔監督〕三隅研次
〔原作〕柴田錬三郎
〔脚本〕星川清司
〔撮影〕牧浦地志
〔音楽〕鏑木創
〔出演〕姿美千子、佐藤慶、五味龍太郎  ほか

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ザッツ雷蔵!市川雷蔵作品集

 

 

花太郎呪文 1958年大映 86分 モノクロ

〜深夜の江戸に“花”の張り紙を残してゆく花太郎と名乗る怪盗が出没していた。目明かしの勘兵衛の娘・お美年と子分の仙太の二人は、花太郎地蔵と呼ばれる地蔵堂の境内の地下で、天井から吊された老婆を発見。老婆から小鈴を託されるが黒覆面の襲撃を受け、加賀美三四郎に助けられるのだった。〜

監督: 安田公義
原作: 角田喜久雄
脚本: 高岩肇
出演者: 市川雷蔵 林成年 近藤美恵子 浦路洋子
07/02(月) 21:00〜
07/14(土) 17:15〜
07/26(木) 13:15〜

 

殺陣師段平 1962年 大映 86分 カラー

殺陣に憑かれた男の半生を描いた芸道物。大正の初期。「芸術座」を脱退し「新国劇」を創立した沢田正二郎は、剣劇に活路を見出そうと、殺陣師上りの一座の頭取・市川段平に立ち廻りの研究を依頼する。当初、沢田の求めるリアリズムが理解できずに悩む段平だったが、やがて大衆に受け入れられる殺陣を創り出すことに成功する。

監督: 瑞穂春海
原作: 長谷川幸延
脚本 黒澤明
出演者: 市川雷蔵 中村鴈治郎 高田美和 田中絹代 山茶花究 上田吉二郎 須賀不二男

07/03(火) 21:00〜
07/13(金) 09:00〜
07/25(水) 13:15〜

博徒一代血祭り不動 1969年 大映 91分 カラー

〜昭和初期の北陸を舞台に、任侠道ただ一筋に生きる桜田丈吉は、弟分勇一への仁義からやくざ同士の抗争に巻き込まれ、恩人の侠客小洗音次郎と対決する羽目に陥る。〜

監督: 安田公義
脚本 高田宏治
出演者: 市川雷蔵 近衛十四郎 亀井光代 長谷川待子 金田龍之介

07/04(水) 21:15〜
07/14(土) 15:30〜
07/24(火) 13:15〜

衛星劇場公式サイト

 

いろは囃子 1955年  モノクロ

〜賭場のもつれから役人に追われた薊の平太郎(市川雷蔵)は、岡ッ引の辰五郎(尾上栄五郎)が経営する矢場に逃げ込んだが、矢場の女・お仙(山根寿子)にかくまわれる。三日間、お仙の部屋で二人きりで閉じ籠もったが、辰五郎に見つかって逃げ出した二人は、その夜、大川端の葦の中で、互いの身の上を語り合った。材木問屋大和屋の一人息子でありながら、許婚の、呉服商但馬屋の娘・お菊(峰幸子)を捨て、身を持ちくずした平太郎と、故郷を捨てて今は泥水稼業のお仙は、いっそ心中でもと、相抱いて大川に身を投げた。平太郎は、但馬屋出入りの職人に助けられ、但馬屋の女主人・お政(沢村貞子)に意見されて大和屋に帰り家業に励むことになった。だが、そのためにお菊を嫁に貰いそこなった山田屋の清三郎(五代千太郎)は、やくざの源九郎(羅門光三郎)にすすめられてお菊を誘拐する。源九郎がさらったお菊を、清三郎の待つ屋形舟に運びこむところを、荷揚人足の藤兵衛(菅井一郎)と、彼に助けられて今はその女房になっているお仙が見ていた……。〜

監督: 加戸敏
原作: 額田六福
出演者: 山根寿子/峰幸子/三井弘次/羅門光三郎/沢村貞子
07/01(日) 21:00〜
07/08(日) 07:00〜

花の兄弟 1956年 大映 モノクロ

〜幕末の動乱期の浅草蔵前、江戸で恐れられるごろつき一味・青木弥太郎(東野英次郎)、その情婦・賑のお辰(木暮実千代)らが、博打場を荒らしていた。その様子を見かけた若侍・辺見播磨(林成年)は一味のひとりを見て驚く。剣の達人ながら、昨年の父の自害を期に、身を持ち崩し、行方さえ知れなくなっていた兄・大塚半九郎(市川雷蔵)がいたのだ。ある夜、播磨は唐物問屋伊勢屋安左衛門(羅門光三郎)の手先・小倉庵の長二郎(水原浩一)に伊勢安の妾になれと難題を吹きかけられている芸者・美代次(三田登喜子)を救った。彼女が半九郎の恋人と知り、その案内で兄を訪ねた播磨だったが、半九郎の態度に失望させられる。兄弟の父を自害に追い込んだ短銃盗難事件の犯人を青木一味とにらんだ播磨は、青木の屋敷に忍び込むが、一味に発見され、空井戸に転落する。だが、秘かに半九郎に救い出された。その頃、薩摩藩は谷中の煙硝庫爆破を計画し、その実行を青木一味に依頼していた・・・〜

監督: 三隅研次
原作: 子母沢寛
出演者: 木暮実千代/林成年/三田登喜子/浜世津子/中村玉緒/東野英治郎
07/01(日) 07:00〜

 

影を斬る 1963年 大映 カラー

〜奥州伊達藩の井伊直人(市川雷蔵)は、御天守奉行兼剣術指南役の大役にもかかわらず、仕事はそっちのけで、昼は天守閣で昼寝、夜は奥方・和子(坪内ミキ子)に頭の上がらぬ主君・伊達忠宗(成田純一郎)を誘い出し、城下の飲屋をはしご、という放蕩三昧の毎日だった。そんな直人のところに、城代家老の娘で仙台小町と評判の定(瑳峨三智子)が押しかけ女房にやって来た。だが、婚礼の晩、定は直人に剣道の試合を所望し、忠宗夫妻以下、婚礼の客を前に、薙刀で、直人をさんざんにやっつけてしまった。翌日、直人は用人の左内(藤原釜足)を連れて江戸へ修行に旅立つ。しかし、剣の修業どころか、専ら色の修行ばかり、半年で帰国したが、またもや定にやられて江戸に逆もどりとなった。ある夜、江戸留守居役のお伴で料亭に遊んだ直人は、定と瓜二つの芸者・君竜(瑳峨三智子・二役)を見てびっくり、定の変装ではないかと、さっそく国許に急行した。だが、道場で、ぶんぶん薙刀を振り廻す定を見てがっかりした直人は、またもや江戸へ逆戻り。ある日、君竜と二人で料理屋からの帰途、数人の浪人者に襲われた直人は、藩の同僚に助けられたものの、歯が立たず、その頼りなさに愛想をつかした君竜は、去っていった。呆然として考えこんだ直人は、柳生道場へ住み込み修業することを決意する。そして数年後・・・〜

監督: 池広一夫
出演者: 瑳峨三智子/坪内ミキ子/成田純一郎/松本錦四郎/小林勝彦/真城千都世
07/08(日) 21:00〜
07/15(日) 07:00〜

 

昨日消えた男 1964年 大映 カラー

〜江戸城で退屈な毎日を過ごしていた八代将軍・徳川吉宗(市川雷蔵)は、大岡越前守(三島雅夫)に頼み込んで同心となり、荷揚人足溺死事件の捜査にあたる。吉宗はめし屋で浪人・大橋兼四郎(宇津井健)と知り合い、大橋の住む長屋に居候させてもらうことになったが、そこには巳之吉(南条新太郎)の死体が投げ込まれていた。さらには第二、第三の殺しが発生、吉宗は事件の解決に動き出す。〜

監督: 森一生
出演者: 高田美和/藤村志保/宇津井健/三島雅夫/成田純一郎/島田竜三
07/15(日) 21:00〜
07/22(日) 07:00〜

人肌孔雀 1958年 大映 カラー

〜箱根の湯治場で宴を張っていた勘定奉行土岐安房守(河津清三郎)、豪商越前屋重兵衛(沢村宗之助)、両国屋嘉七(東良之助)らの寝室で「鍵屋七回忌供養、流れ星」と記された紙をくわえた不気味な髑髏が発見された。その夜、同宿には、関白鷹司家の近習・京極若狭之介(山本富士子)、旗本次男坊の奈須新八郎(市川雷蔵)、下っ引の三六(堺駿二)の3人がいた。新八郎は川の対岸で怪しい男を、三六は岩風呂で裸身の美女を、それぞれ見かけるが、犯人は判らなかった。翌朝、前後して江戸へ向かう安房守一行、若狭之介、新八郎と三六らを伺う行商人風の男は、前夜の怪しい男で、その正体は江戸の怪盗・流れ星の宗吉(梅若正二)だった。江戸深川で、鳥長屋の薬売り・甚兵衛(南部彰三)が安房守一味の用心棒・諸岡弥十郎(石黒達也)に斬られ、娘のみよ(三田登喜子)に謎の言葉を残して息絶えた。長屋の住人たちの中に旅から帰った新八郎の姿があり、その眼が妖しく光った。数日後、おみよの留守に甚兵衛を訪ねてきた富山の薬売りの娘は、若狭之介と瓜二つだった。若狭之介のあとを尾けていた宗吉にいどんだ新八郎は、宗吉の落としていった煙草入れから、彼が七年前に没落した鍵屋ゆかりの者とにらみ、叔父の目付役・跡部源左衛門(小川虎之助)に、鍵屋事件の再調査を願い出た・・・〜

監督: 森一生
出演者: 市川雷蔵/梅若正二/近藤美恵子/三田登喜子/島田竜三/堺駿二
07/22(日) 21:00〜
07/29(日) 07:00〜

源氏物語 浮舟 1957年 大映 カラー

〜光源氏の嫡男・薫の君(長谷川一夫)は彼が愛していた大君の弔いの場で、野ウサギを手づかみにする無邪気な姫・浮舟(山本富士子)に出会う。浮舟は大君の異母妹で、大君の弔いのため、母・中将(三益愛子)に連れられての入洛だった。翌日、浮舟は、帝の皇子・匂宮(市川雷蔵)の館に、もうひとりの姉・中の君(乙羽信子)を訪ねる。そこへ帰ってきた匂宮は女を次から次と愛する快楽主義者だったが、さっそく浮舟に惹かれ、館に住むように勧める。一方、 薫の君も、亡くなった大君にそっくりな浮舟に惹かれ、京の名所を案内して廻った朱雀門の池の端で、浮舟に愛を告げる……。〜

監督: 衣笠貞之助
原作: 北条秀司
出演者: 長谷川一夫/山本富士子/乙羽信子/阿井美千子/浦路洋子/中村玉緒
07/28(土) 21:00〜

人肌牡丹 1959年 大映 カラー

〜江戸、頬白長屋の娘・深雪(山本富士子)は、旅姿の侍に斬られた母・お滝(平井岐代子)の遺言で、形見の鈴をたずさえて、母の故郷・加賀へと旅立った。やがて、金沢城下に怪しい虚無僧の姿が現れた。加賀藩では当主・前田利秀(鶴見丈二)が虚弱なのに乗じ、分家の佐山能登守(香川良介)が国家老・泊兵庫(田崎潤)と共に藩の実権を握ろうと利秀とその妹・幸姫(岸正子)の命を狙っていた。利秀の近習・佐久馬伊織(梅若正二)と腰元・園絵(三田登喜子)は、江戸家老の救援を求める密書を作るが、陰謀派の一位田東馬に急襲され、園絵だけが逃げのびた。その園絵の前に妖艶な女・お吉(近藤美恵子)が現れ、密書を奪おうとしたが、虚無僧が現れ、園絵を救った。駆けつけた東馬の一刀に裂けた天蓋から、深雪の美しい顔が現れた。だがこの間に、密書は盗人冠りの男・十六夜の源三(市川雷蔵)の手に入り、彼は闇に消えた・・・〜

監督: 森一生
出演者: 山本富士子/梅若正二/三田登喜子/近藤美恵子/鶴見丈二
07/29(日) 21:20〜

時代劇専門チャンネ公式サイト

 中島貞夫の邦画指定席 水曜19:00〜

 

7/4 「陸軍中野学校」(1966年・大映)

(監督)増村保造
(出演)市川雷蔵、小川真由美、待田京介、E・H・エリック、加東大介、村瀬幸子、早川雄三、仁木多鶴子、三夏伸、仲村隆


7/11「陸軍中野学校 雲一号指令」(1966年・大映)

(監督)森一生
(出演)市川雷蔵、村松英子、加東大介、佐藤慶、仲村隆、中野誠也、伊達三郎、戸浦六宏、越川一、木村玄、森矢雄二、尾上栄五郎


(監督)田中徳三
(出演)市川雷蔵、安田道代、松尾嘉代、加東大介、滝田裕介、仲村隆、島田竜三、早川雄三、稲葉義男、新田昌玄、松村達雄

KBS京都