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(財)せたがや文化財団 世田谷文学館

特集「市川崑の世界」

2008 年9 月20 日(土)〜12 月7 日(日)

第10 回 世田谷フィルムフェスティバル

 世田谷文学館では、世田谷ゆかりの映画人、映像作品など、映画と世田谷の強い結びつきを紹介するイベント「世田谷フィルムフェスティバル」開催してまいりました。

 第10 回目となる本年度は、この冬急逝された映画監督・市川崑(大正4 年11 月20 日―平成20 年2 月13 日 享年92 歳)の業績をご紹介します。大胆な実験精神と斬新な映像感覚で日本映画界をリードした作品は、いまなお国内はもとより海外でも高く評価されています。

 本フェスティバルは、資料展示と上映会などのイベントで構成されております。資料展示は、市川監督の絵コンテや代表作の台本、トロフィー、「犬神家の一族」の撮影で使用された金田一耕助のカバン、犬神佐清のマスクなどの小道具や監督の愛用品などで構成いたします。

 イベントは、『おとうと』『ビルマの竪琴』『細雪』など代表作の上映会、『犬神家の一族』で金田一耕助を演じた石坂浩二氏と市川崑を再発見し、幻の傑作をリバイバルさせた立役者・小西康陽氏によるトーク&上映会などを予定しております。

多くの映画人から敬愛される市川映画の魅力に迫るフェスティバル、どうぞご期待ください。

[会場] 世田谷文学館1 階展示室
[入場料] 一般200 円、大高生150 円、中小生100 円、65 歳以上100 円
展示構成(予定)
第1 部 戦前:映画界へ
★アニメ「新説カチカチ山」「娘道成寺」ビデオ
第2 部 戦後:監督デビュー
第1 章 新東宝時代(1948〜1951)
第2 章 東宝時代(1951〜1954)
第3 章 日活時代(1955〜1956)
第4 章 大映時代(1956〜1964)
第3 部 挑戦!「東京オリンピック」(1965) ★超望遠レンズ展示
第4 部 模索の時代(1967〜1976)
第5 部 「犬神家の一族」にはじまる(1976〜2007) ★金田一耕助の衣裳、小道具など
イベント
◆ 上映会
[会場] 1 階文学サロン
[定員] 各回150 名
[参加費]各回500 円/当日先着(当日10:00 より発売)
◆トーク&上映会
{会場] 1 階文学サロン

[定員] 各回150 名

[参加費] 各回1000 円/事前申込(※応募者多数の場合は抽選
[申込方法] 往復ハガキで、@希望日、イベント名A住所B氏名C電話番号を明記し、世田谷文学館「フィルムフェスティバル」係まで。2 名まで連記可。締切は各開催の2 週間前まで(必着)。

 

開催日 上映タイトル 時間 参加方法

09/20(土)

@『こころ』 13:00〜 当日先着

    23(火・祝)

A『おとうと』 13:00〜 当日先着

     27(土)

B-1『股旅』 13:00〜 当日先着(各回入替)
B-2『細雪』 15:00〜

     28(金)

C『炎上』トークショー/藤井浩明、森遊机 13:00〜 事前申込(9/14必着)

10/04(土)

D『東京オリンピック』トークショー/白坂依志夫、黒沢久子、長津晴子 13:00〜 事前申込(9/20必着)
05(日) E-1『ビルマの竪琴』 13:00〜 当日先着(各回入替)
E-2『犬神家の一族』 15:00〜

     13(月・祝)

F『黒い十人の女』トークショー/石坂浩二、小西康陽 13:00〜 事前申込(9/29必着)

 

C09月28日(日) トークショー13:00〜/上映14:00〜

 1951 年に大映に入社してから市川作品のプロデューサーを務めた藤井浩明さんと市川崑研究の第一人者で『細雪』では助監督も経験された森裕机さんにお話いただきます。出演:藤井浩明(プロデューサー)/森遊机(映画研究者、プロデューサー)

『炎上』(大映京都 1958 年/99 分/35mm/モノクロ)

製作:永田雅一/企画:藤井浩明/原作:三島由紀夫/脚本:和田夏十、長谷部慶治

撮影:宮川一夫/照明:岡本健一/美術:西岡善信/編集:西田重雄/録音:大角正夫/音楽:黛敏郎

出演:市川雷蔵、仲代達矢、中村鴈治郎、浦路洋子、中村玉緒、新珠三千代ほか

世田谷文学館

〒157-0062 世田谷区南烏山1-10-10
TEL 03-5374-9111(代)