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濡れ髪三度笠 1959年98分カラー 〜十一代将軍家斉の三十八番目の若君長之助は、老臣久保寺平左街門とともに幼少より岡崎藩にあずけられ、居候的な生活を送っていた。その彼が突然甲州鷹取藩五万一千右の城主に封ぜられることになった。 かつて、岡崎で長之助を救ったことのある旅鴉濡れ髪の半次郎は、鉄火肌の女お蔦、のんきな大阪者弥次喜多の二人と共にの道中で、江戸に向う長之助主従と会った。半次郎は同じ宿で、年貢の金を用だてるため身売りの旅に出ている田舎娘おさきと知りあったが、長之助と彼女は、一目で互いに心を触れ合せたようだった。長之助に対する再三の刺客の襲撃を、半次郎は追い払った。だが乱闘で傷ついた平左衛門は、長之助の身分を半次郎に明かして死んだ。半次郎は長之助を守る決心をして、おさきをお蔦にあずけ、自分と長之助は別行動で行く先々の貸元の所に草鞋をぬいで、身辺を警戒した。 大井川まで来た時、刺客一味はお蔦とおさきをさらって、二人をおびき出そうとしたが、倍額の金で雇ってやろうといって一味を味方につけてしまった。喜んで一千石の家老にしてやるという長之助の申し出に、半次郎は怒って宿を出た。彼の言葉に人の世の真実を知った長之助は、おさきに五十両を与えて家に帰した。長之助とお蔦は夫婦を装って箱根の関所についた。備前守の腹心川辺の厳重な調べで二人が窮地におちた時、半次郎とおさきが現れて急場を救った。かくて無事に松平伊豆守の江戸屋敷についた長之助は、満座の中で悪人備前守の企みをあばき、自分は自由な町民になると宣言して大名を辞退した。長之助は晴れ晴れと、品川の宿外れで半次郎、お蔦、おさきの一行においついた。〜
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かげろう絵図 1959年118分カラー 〜中野石翁(滝沢修)の陰謀を掴もうとしていた旗本・島田又左衛門(黒川弥太郎)。一方、甥・新之助(市川雷蔵)もまた浪人として豊春(山本富士子)と暮らしつつ、石翁一味に戦いを挑む時を伺っていた。ある日、又左衛門が大奥に潜入させていた豊春の姉・登美(山本・二役)が宿下りを許された。登美は久々に豊春と対面し、又左衛門に状況報告をするが、与力・下村孫九郎(永田靖)がこれを尾行していた・・・。〜
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沓掛時次郎 1961年80分カラー 〜渡世の義理から三蔵(島田竜三)を斬った時次郎(市川雷蔵)は、死に際の三蔵から女房のおきぬ(新珠三千代)と息子を、女房の実家へ送り届けるよう頼まれた。おきぬは夫を殺した時次郎に激しい恨みを抱く……。だが三蔵に止めを刺したのは、実はおきぬに横恋慕した助五郎(須賀不二男)であった。時次郎は二人を連れて、熊谷宿までたどり着くが、そこでおきぬは病床に伏してしまう。時次郎は親切な旅籠の女将に事後を託して、おきぬの故郷、足利へ向かうが・・・。〜
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花くらべ狸道中 1961年80分カラー 〜阿波徳島党の首領が江戸へ向かう途中、文福党の刺客に襲われて負傷を負ってしまう。狸の国の雷吉(市川雷蔵)と新助(勝新太郎)は首領の代理で江戸へ向かうこととなり、時の有名人・弥次喜多に化けて阿波の地を出発した。後を追ってきた刺客のきぬた(中田康子)が悩殺戦法で喜多八に迫るが、弥次郎兵衛の機転で危機を脱した。二人は文福党の悪事を暴き、大王選挙が行われるという江戸の狸御殿までたどり着くことが出来るのか!?〜
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忠直卿行状記 1960年95分モノクロ 〜祖父・徳川家康(中村雁治郎)からその武勲を讃えられた松平忠直卿(市川雷蔵)。彼は槍術に優れた若者を集め、その試合に勝利し、まさに得意の絶頂にあった。だが、若者たちがわざと負けていたことを知ってしまう。大坂夏の陣の合戦で敵の軍師・真田幸村の首を取る大手柄を立てた忠直であったが、この日を境に別人のように変貌する。忠直は愛も友情も信頼もなく、ただそこにあるのは服従だけという生活にもがき苦しみ、酒乱に溺れ、女を犯し、果ては家臣を手討ちにするなど次々と横暴な振る舞いを続けるが・・・。〜
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続次郎長富士 1960年109分カラー 〜富士川の決戦で勝利した清水次郎長(長谷川一夫)一家は、名実ともに海道一の親分となった。だが黒駒の兄弟分・平親王の勇蔵(石黒達也)と黒竜屋亀吉(香川良介)は、子分の新助(見明凡太朗)の進言を得て、次郎長一家を陥れようと画策していた。新助は森の石松(勝新太郎)と小松村の七五郎(本郷功次郎)を利用し、黒竜屋、平親王、次郎長らの大部隊を庵竜川に集結させて大喧嘩をさせようとするが、青年代官・山上藤一郎(市川雷蔵)の調停により、大事とならずに済んだ。だが黒駒一味の陰謀は執拗で、彼らの悪だくみに乗せられ、ついに石松が命を落とした。次郎長は一味の挑戦を受け、たった一人、清水を後にする・・・。〜
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おけさ唄えば 1961年84分カラー 〜旅烏の一本松の千太郎(市川雷蔵)は、悪事を重ねて貫禄をつけようと旅をしているが、その人柄の良さから悪いことが出来ないでいた。道中、千太郎は悪い女衒からお君(三木裕子)という若い女を助け出し、勝五郎(水谷良重)というやくざと出会う。そして勝五郎の親分・稲荷山の勘治郎(中村鴈治郎)のもとで悪事の修行をしようと訪れるが、なんと勝五郎は勘治郎の一人娘のお勝だと知る。一方、お君は勘治郎の家で下働きをしている若いやくざが、弟の半次(橋幸夫)だと知る。そこへ以前からいやがらせを続けている繁蔵一家が勘次郎の賭場に火を放った!〜
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好色一代男 1961年94分カラー 〜京都でも指折りの大店・但馬屋の一人息子・世之介(市川雷蔵)は、女遊びに明け暮れるなど放蕩三昧の毎日。縁談の話を断ったあげく、京都でも評判の花魁・吉野太夫(水谷良重)といい仲となる。花街からの莫大な勘定がまわってくるにいたり、世之介に業を煮やした父・夢介(中村雁治郎)は、修行させようと世之介を江戸の支店へと送り出した。江戸へ乗り込んだ世之介は、またも女遊びに入れ込んでしまい、ついには勘当された上、坊主にさせられてしまう。諸国を渡り歩いていた世之介だったが、やがて父が亡くなり、その膨大な財産を引き継いだ。好色にますます磨きがかかった世之介は、京都隋一と言われる夕霧太夫(若尾文子)といい仲になるも、湯水の如く金を使う世之介の噂はお上の知るところとなり、ついには追われる身となってしまう。〜
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二人の武蔵 1960年92分カラー 〜兄と叔父を、武蔵と名乗る二人の男によって斬られた吉岡又三郎(須賀不二男)は、平田武蔵(長谷川一夫)と岡本武蔵(市川雷蔵)に挑戦状を送りつける。岡本武蔵は決闘場所の一乗寺へ赴くが、又三郎は平田武蔵によって斬られた後だった。その後、岡本武蔵の師匠・唐十官(見明凡太朗)が、平田武蔵の師匠を斬った佐々木小次郎(勝新太郎)に倒された。二人の武蔵はどちらかが小次郎を倒した後、立ち合うことを約束する。〜
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中島貞夫の邦画指定席 水曜19:00〜 |
2/26(水) 「濡れ髪牡丹」(1961年・大映京都)監督:田中徳三 |