陸軍中野学校 シリーズ・データ (66/6〜68/3)

 

日本と世界の動き

  陸軍中野学校関係(太字はフィクション)
07月07日 盧溝橋事件 日華事変始まる

1937(昭和12)年

09月22日 第二次国共合作
11月06日 日独伊防共協定成立
11月20日 大本営設置
12月13日 南京占領 12月 陸軍省兵務局に開校準備事務所設置

01月16日 近衛声明「国民政府を相手とせず」

1938(昭和13)年

01月 後方勤務要員養成所発足(中野学校の前身)
03月24日 国家総動員法成立 04月 愛国婦人会本部の付属建物を借り受ける
07月 汪兆銘工作開始 07月 第一期生19名入所
09月29日 ミュンヘン会議 10月 三好次郎、陸軍予備学校卒業
10月 広東、武漢三鎮占領 少尉に任官、中野学校入学@
12月 汪兆銘、重慶脱出

01月05日 平沼内閣成立

1939(昭和14)年

03月 旧中野電信隊跡地に移転
05月11日 ノモンハン事件 05月 新庁舎完成
08月23日 ソ連不可侵条約 09月 椎名次郎、中野学校卒業 北京へ@
09月01日 独軍、ポーランド侵攻 急遽帰国、神戸で「雲一号指令」を受ける
09月03日 第二次世界大戦勃発 中尉に任官A

01月16日 米内内閣成立

1940(昭和15)年

03月30日 汪兆銘の南京政府成立
07月22日 第二次近衛内閣成立
08月11日 独軍、英本土本格空襲 「竜三号指令」により上海に着任
09月27日 日独伊三国軍事同盟締結 辻井機関に特務将校として配属B
10月12日 大政翼賛会結成
12月06日 内閣情報局設置 12月 来崗鎮へ潜入B

04月13日 日ソ中立条約調印

1941(昭和15)年

06月11日 独ソ開戦 上海で憲兵隊に逮捕され日本に強制送還
07月18日 第三次近衛内閣成立 キャッツアイを探る「密命」C
08月01日 米、対日石油輸出禁止
10月15日 ゾルゲ事件
10月18日 東条内閣成立
11月05日 帝国国策遂行要領対米交渉案決定 11月05日 香港へ潜入D
11月26日 ハル・ノート手交さる 11月14日 帰国D
12月01日 御前会議、対米英蘭開戦を正式決定
12月08日 真珠湾奇襲、太平洋戦争開戦 機密漏洩ルート壊滅D

* @『陸軍中野学校』、A『雲一号指令』、B『竜三号指令』、C『密命』、D『開戦前夜』
* 『密命』は、昭和15年初夏から始まっているが、次の理由で昭和16年初夏が適当と思われる。
 (1)次郎は三期生の狩谷とコンビを組むが、昭和15年には三期生はまだ卒業していない。
 (2)次郎は「去年の夏、上海の共同租界で、私はこの男にしつこく尾行された」と思い出すが、昭和15年の前年には次郎は中野学校在学中
 (3)次郎は辻井機関に配属されるが『竜三号指令』では次郎は昭和15年秋に初めて辻井機関に配属される設定である。
 (4)『開戦前夜』で秋子が「雲一号指令、竜三号指令、すべて彼の成果ね。最近じゃ、諜報機関のキャッツ・アイが・・・」と言う。
 (但し「日独伊三国同盟の東京における予備交渉の内容が全部筒抜けだ」という台詞からすると昭和15年初夏でもおかしくない)

(1993年4月10日発売LD「陸軍中野学校全集」解説より)

   

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