今月は『椿三十郎』以来、風潮となっている時代劇に於ける残酷性をいろいろな角度から追及してみた。辞書を見ると、残酷とは「厳しく無慈悲なこと」だそうな。

 考えて見れば、今私達はもっとも残酷な場に置かれているのかも知れない。ほら、落ちてきた、死の灰の雨が!

(時代映画63年3月号 編集後記より)

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